bond_valence_sum_BVAnalyzer プログラム仕様

概要: CIFファイルから構造を読み込み、pymatgenのBVAnalyzerを用いて結合価数和 (BVS) を計算し表示するスクリプト。

詳細説明: このスクリプトは、指定されたCIFファイルから結晶構造を解析し、各原子サイトにおける結合価数和を計算します。 主にpymatgenライブラリのBVAnalyzerおよびcalculate_bv_sum関数を利用しています。 計算には、N. E. Brese & M. O’KeeffeによるBond-valence parameters for solids (Acta Crystallographica Section B, 1991, 47(2), 192–197, DOI: 10.1107/S0108768190011041) に基づくパラメータセットを使用しています。これらのパラメータはB=0.31を固定値として、元素ごとにrとcを定めています。 パラメータファイルは通常、pymatgenのインストールディレクトリ内のbvparam_1991.yamlにあります。 スクリプトは、BVAnalyzerの各種設定(最大半径など)を表示し、calculate_bv_sumを用いた直接計算と、 BVAnalyzerによる価数割り当てを試行し、その結果を出力します。

関連リンク: bond_valence_sum_BVAnalyzer.py 技術ドキュメント

crystal.bond_valence_sum_BVAnalyzer.main()[ソース]

概要: コマンドライン引数に基づいてCIFファイルから結合価数和を計算し、結果を表示するメイン関数。

詳細説明: この関数は、コマンドライン引数としてCIFファイルのパスと最大近接距離を受け取ります。 指定されたCIFファイルが存在しない場合はエラーメッセージを表示して終了します。 ファイルが読み込まれると、pymatgenのStructureオブジェクトが作成され、 BVAnalyzerが指定された最大近接距離で初期化されます。 BVAnalyzerの設定、使用されるパラメータファイルの情報、およびZn-O結合のパラメータ例を表示します。 その後、Structure内の各サイトについて、指定された最大近接距離内の最近接原子のリストを取得し、 calculate_bv_sum関数を用いて結合価数和を計算し出力します。 さらに、異なるカットオフ半径でのcalculate_bv_sumの振る舞いを試行し、結果を表示します。 最後に、BVAnalyzerのget_valencesメソッドを使用して各サイトの結合価数和を計算し、表示します。 エラー発生時には、結合価数和の計算をスキップし、メッセージを表示して継続します。

Param:

なし (コマンドライン引数 cif_filemax_r を使用)

戻り値:

None