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注： 

ExcelでVBAを使う準備

「開発」タブを表示する

  1. Excelを開き、任意のブックを新規作成するか、既存のブックを開く。
  2. リボンの「ファイル」タブ => 「オプション」メニューを選択します。
  3. 「Excelの基本オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「リボンのユーザー設定」をクリック。
  4. 右側の「リボンのユーザー設定」欄で、「開発」チェックボックスをオンにする。
  5. 「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じる。
    「開発」タブがリボンに表示されていることを確認。

VBAエディターでコードを作成する

  1. 「開発」タブ => 「Visual Basic」ボタンをクリック。
  2. VBAエディターが開くので、「挿入」メニューから「モジュール」を選択。
  3. 新しく作成したモジュールに以下のコードを入力。
     
    Sub HelloWorld()
      MsgBox "Hello, World!"
    End Sub
     
  4. VBAエディターを閉じ、Excelに戻る。
  5. 「開発」タブ => 「マクロ」をクリック (あるいはAlt + F8) し、「マクロ」ダイアログボックスを開く。
    「HelloWorld」を選択して「実行」ボタンをクリックして実行

Excelにボタンを追加してVBAを実行する

注: 設定でマクロを有効にする必要があります。セキュリティリスクがありますので、注意してください

  1. 「ファイル」 => 「オプション」 を開く
  2. 「セキュリティセンター」 => 「セキュリティセンターの設定」 をクリック 
  3. 「マクロの設定」 
    「すべてのマクロを有効にする」 に変更 
    「VBAプロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを信頼する」にチェック
  4.  Excelを再起動

フォームコントロールのボタンを追加

  1. 「開発」タブ =>  「デザインモード」 を押して、デザインモードに入る
  2. 「挿入」ボタン をクリック
  3. 「フォームコントロール」 => 「ボタン」を選択し、
    シート上でドラッグしてボタンを配置
  4. 「マクロの登録」ダイアログが表示されるので、 新規作成 (あるいは既存マクロを選択)

VBAコードを入力

  1. VBAエディタが開くので、以下のコードを入力
     
    Sub RunMacro()
    MsgBox "ボタンがクリックされました！"
    End Sub
     
  2. 保存ボタンあるいはCtrl+Sで保存
  3. VBAエディタを閉じる
  4. OKボタンを押してダイアログを閉じる
  5. デザインモードボタンを押し、デザインモードを抜ける

実行

  1. ボタンをクリック

登録マクロの変更

  1. ボタン上でマウスの右ボタンをクリック
  2. 「マクロの登録」を選択

外部ファイルのVBAを使う方法

以下のような方法で実現できます。

(i) 外部ファイルをインポート

注: 「信頼できる VBA プロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを許可する」 を有効にすること

  1. Sub ImportModule()
      Dim vbProj As Object
      Set vbProj = ThisWorkbook.VBProject
      vbProj.VBComponents.Import "\path\to\module.bas" 
    End Sub

(ii) 外部ファイルのVBAを実行

  1. Sub RunMacroFromAnotherWorkbook()
      Dim wb As Workbook
      Set wb = Workbooks.Open("\path\to\otherWorkbook.xlsm")

      Application.Run "otherWorkbook.xlsm!MacroName"

      wb.Close False ' 保存せずに閉じる
    End Sub

(iii) アドインを使う

  1. 他のファイルを アドイン（.xlam） にして保存する
  2. Excelで アドインを有効化 する
  3. Application.Run "AddInName.xlam!MacroName" でマクロを実行

(iv) ライブラリ化 (参照設定)

  1. VBAエディタ（VBE） で 「ツール」 → 「参照設定」 を開く
  2. 他のExcelファイルを ライブラリとして追加 する。
    含まれているVBA関数を直接呼び出せる。
  3. Sub RunVBAFromLibrary()
      Dim obj As New MyLibrary.Module1 
      Call obj.MySub
    End Sub

(v) 外部スクリプト (VBS) を実行する (2024年に廃止されたので非推奨)

  1. 以下を、test.vbsに保存する
     
    Dim objExcel, objWorkbook 
    Set objExcel = CreateObject("Excel.Application") 
    Set objWorkbook = objExcel.Workbooks.Open("C:\path\to\otherWorkbook.xlsm")

    objExcel.Application.Run "otherWorkbook.xlsm!MacroName" 
    objWorkbook.Close False 
    objExcel.Quit
     

  2. 実行する
    > cscript test.vbs

(vi) PowerShellで実行する

  1. 以下をtest.ps1として保存
     
    $excel = New-Object -ComObject Excel.Application
    $excel.Visible = $false # Excelを非表示
    $workbook = $excel.Workbooks.Open("C:\Users\YourName\Documents\test.xlsm")
    $excel.Run("MyMacro") # 実行するマクロ名
    $workbook.Close($false) # 保存せずに閉じる
    $excel.Quit()
    [System.Runtime.Interopservices.Marshal]::ReleaseComObject($excel)
     
  2. 実行
    > powershell -ExecutionPolicy Bypass -File "test.ps1"